
1. 医療機器の知財分析レポートの作成に至った背景

昨今、医療・健康(ヘルスケア)ビジネスは、革新的な成長を遂げており、2032年の医療・健康産業は、現在の自動車産業の7倍近くの市場規模に成長すると見込まれています(日経BP)。その成長を支えるのは、ICT(情報通信技術)を中心とする「医療・健康×テクノロジー(ヘルステック)」であり、その中心的な担い手は、医療機器(ソフトウエアを含む)と言われています。

そうした医療産業を支える医療機器の市場規模は、2020年時点で、全世界で40~50兆円になり、巨大な市場を形成しています。今後も、高齢化の進展や新興国の国際需要の拡大、さらに、技術の進展に伴う新しい医療機器の継続的な投入により、さらなる成長が見込まれています。

ここで、医療機器のメーカーに目を向けると、世界の医療機器の業界の上位には、Medtronic、Johnson&Johnson、Philips、Siemens、Stryker等、売上高1兆円を超える欧米のメーカーが君臨し、オリンパス、富士フイルムやテルモ等の日本勢も健闘しています。その一方で、近年は、Micro Tech(南微医学科技股分有限公司)やPing An(中国平安保険集团)等の中国のメーカーが急成長し、電機電子・自動車部品・化学・光学・製薬等の異業種の多くのメーカー、ベンチャー企業、スタートアップや中小企業も、医療機器の業界にどんどん新規参入しつつあります。
このように、医療機器の業界は、今まさに成長産業であることから、今後、国内外の様々な企業・大学・病院・研究機関等が、次世代の「医療・健康×テクノロジー(ヘルステック)」を用いた革新的な医療機器やサービスを次々と世の中に生み出していくでしょう。
そのような次世代の医療機器の傾向をとらえるべく、弊所では、知財の情報を手掛かりに、国内外の最新の医療機器・医療技術(手技も含む)やその動向を分析したレポート(「医療機器の知財分析レポート」)を作成することに致しました。
この知財分析レポートが、こうした革新的な医療機器を生み出したり、あるいは医療機器に携わる多くの方の一助になり、もって、人々の命を守るという社会的な意義に少しでも貢献できれば幸いです。
2. 医療機器の知財分析レポートの構成
現在、「医療機器の知財分析レポート」を準備中です。完成次第、アナウンスさせていただきます。
- デジタル医療(Digital Health)
- ロボティクス(Robotics)
- 消化器内科/内視鏡療法(Gastroenterology/Endotherapy)
- 婦人科系(Gynecology)
- 呼吸器系(Respiratory)
- 泌尿器系(Urology)
- 感染対策/再処理(Infection Prevention/Reprocessing)
- 医療機器のサービス/修理(Service/Repair)








3. このようなお客様を想定しています。
医療機器メーカー様
(中小企業、スタートアップ企業、大企業)
- 他社がどのような出願をしているか純粋に見てみたい
- 競合の技術開発の動向を知りたい
- 大手が注目している課題やニーズを知りたい
- 他社の技術を、自社の開発ネタの参考にしたい
- 領域毎のキープレーヤーを知りたい
- 自社と組めそうな提携先を探したい
- どのような技術的な課題があるかを知りたい
- 日本だけでなく、米国や中国等の外国の技術動向も知りたい
- 国内外の大学の基礎的なシーズ技術を知りたい
- 産学連携できそうな大学や学内の人材を探したい
- 開発が活発な技術領域を知りたい
- 領域毎の知財リスク・知財参入障壁を把握したい
- 国内外で、自社と類似の事業を行っている企業を知りたい
- 特許出願が少ない、いわゆるホワイトスペース地帯を知りたい

医療従事者(医師や看護師等)・病院様
- 日々進歩する医療技術や知見を日頃から把握しておきたい
- 医療機器を選定する際の判断材料にしたい
- 新しい医療機器の登場に備えて、今のうちから手技を把握しておきたい
- バリューベース・ヘルスケアの到来に備え、どの医療機関・医療従事者が使っても高い効果を得られるような機器を探しておきたい
- 日本だけでなく、米国や中国等の外国の技術動向も知りたい

医療業界への新規参入者様(電機電子・自動車部品・化学・光学・製薬企業等)
- 医療機器の業界の技術動向を知りたい
- 医療機器の業界のキープレーヤーを知りたい
- 自社と組めそうな提携先を探したい
- 開発が活発な技術領域を知りたい
- 領域毎の知財リスク・知財参入障壁を把握したい

大学・研究機関・医療機器の支援機関様
- 産学連携できそうな企業を探したい
- 国内外の他の大学や研究機関の基礎的な技術の動向を知りたい
- 日本だけでなく、米国や中国等の外国の技術動向も知りたい
- 大手が注目している課題やニーズを知りたい

医療機器の販売・卸売業者様
- 新たな医療サービスを模索したい
- 病院や医者のニーズが知りたい

料金表 (医療機器の知財分析レポート)
大項目 | 中項目 | 料金 |
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医療機器の知財分析レポート ※バイオ・医薬は除く | すべての知財レポートについて、弁理士と中小企業診断士が作成・監修。 日本語版と英語版があり。 [コンテンツの例] ・最新の医療機器/ヘルスケア機器(ソフトウエアを含む)の技術動向 ・AIを用いた予防、診断、治療、予後 ・次世代の手術用ロボット ・次世代の内視鏡、CT/MRI、超音波等の技術 ・米国、欧州、中国等の外国の最新医療技術 ・カテゴリ毎の出願状況や出願人ランキング ・注目特許の紹介 ・医療機器の業界の最新のビジネストピック | こちらのページに記載 |
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